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2011年 中国国内十大ニュース(人民日報)

人民日報が選んだ中国国内十大ニュース 出典:人民網(http://politics.people.com.cn/GB/1026/16769305.html

1 不動産価格抑制策

 1月26日、不動産価格抑制のため、国務院常務会議は8項目の政策を決定。「国八条」と呼ばれる。北京、上海、重慶などで地方独自の対策が打ち出された。一方、低中所得層に対して政府が安い販売価格、賃料を保障する「保障性住宅」の建設が全国各地で始まった。

2 省長・大臣クラス幹部による社会マネジメントとその革新に関する研究班発足

 2月19日、研究班がスタート。胡錦濤主席は、社会マネジメントの強化と革新の重要性、緊急性を指摘した。5月30日、共産党中央政治局会議では、社会マネジメント問題を議論した。中央社会治安総合治理委員会は、中央社会管理総合治理委员会と改称された。

3 中国の特色をもつ社会主義法律体系の形成

 3月10日、呉邦国・全国人民代表大会常務委員長は、中国の特色をもつ社会主義法律体系が形成され、経済、政治、文化、社会、エコロジーの各方面で根拠となる法律が整備された、と述べた。

4 第十二次五カ年計画を認可

 3月14日、全国人民代表大会で、第十二次五カ年計画(中国語では「規画」)が認可された。「科学的発展観」に基づき、経済発展モデルの転換を加速させることを目指している。

5 中央政府部門が初めて「三公経費」を公開

 3月23日、国務院常務会議は、「三公経費」の支出情況を6月に全国人民代表大会常務委員会に報告し、情報公開することを決めた。三公経費は、海外出張、公用車、接待にかかわる公費(税金)負担。公費による海外旅行、公用車の私的使用、公費による飲食が、乱脈な公費支出として大きな社会問題になっていた。5月4日、国務院常務会議は、中央政府と地方政府および関係部門に対し、「三公経費」の公開を求めた。6月30日、中央政府の2010年の「三公経費」が公開された。

6 中国共産党成立90周年大会開催

 7月1日、北京の人民大会堂で開催。胡錦濤総書記は、90年の歴史と成果を振り返り、経験を総括し、今後の党建設について目標と方針を示した。党員は2010年末時点で8026万9000万人。

7 国務院が「7・23」高速鉄道事故で処分

 7月23日夜、浙江省温州市で、北京南発福州行きの高速鉄道(D301次)が杭州発福州南行き高速鉄道(D3115次)に追突。「死者40人、負傷者172人」の大惨事となった。国務院は事故調査チームを派遣し、12月28日に調査結果を発表。関係者54人を処分した。

8 「社会主義文化強国」を目指す方針を採択

 10月15~18日、中国共産党の第17期中央委員会第6回総会(6中全会)が北京で開かれ、「文化体制改革の深化と社会主義文化の大発展、大繁栄の推進についての若干の重大問題に関する決定」が採択された。

9 宇宙船と宇宙実験室がドッキング

 11月3日、中国の無人宇宙船「神舟8号」は、無人宇宙実験室「天宮1号」とのドッキングに成功した。

10 食糧生産が8年連続で増加

 12月2日、国家統計局は2011年の食糧生産量が5億7121万トンに達し、前年より4.5%増加した、と発表した。過去最高を更新するとともに、2020年の生産能力目標に達した。

(編集:中国総合研究センター 鈴木暁彦)