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【速報】日中大学フェア&フォーラム in China 2014 - #03

2014年03月18日 二村 英介(中国総合研究交流センター 参事役)

日中大学フェア&フォーラム in China 2014 4日目は清華科技パークで日中産学官連携交流

 3月15日に北京で開幕した日中大学フェア&フォーラムin China 2014は18日、清華科技パークで日中産学官連携交流会を開催した。

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 秦君精控科創ホールディングス株式会社総裁及び沖村JST中国総合研究交流センター顧問の挨拶に始まった同交流会は、まず日本側から沖村顧問より「産学連携におけるJSTの役割及び成功事例」と 題してJSTでの産学連携の取り組み状況について説明を行った。これに対して中国側からは清控科創ホールディングス株式会社科創産業促進研究院企画コンサルティング部主任の杜劭君氏より「 研究成果実用化加速のために、八つの要素を統合するサイエンスパークの役割」と題して中国のサイエンスパークの目的と取り組み状況について紹介するとともに、清控科創公司技術資産経営部総裁助理の越燕来氏より「 大学の研究成果を活用した清華産業の事例紹介、新しいモデルと今後の展望」と題した清華大学における産学連携の現状について紹介がなされた。

 これらの基調講演の後、日中双方の参加機関より産学連携取組の状況について紹介がなされ、日本側からは首都大学東京、電気通信大学、立命館大学、岡山大学及び新潟大学よりナノテク、IT、ロボット、カ ーボンナノホーン、太陽光利用による水素製造についての取り組みが紹介された。

 また、中国側からは江蘇宜興経済技術開発区、貴陽国家ハイテク産業開発区、青島国家ハイテク産業開発区及び福建省晋江市三創園の産学連携に関する方針、施設整備、優遇措置などを紹介し、日 本からの積極的な参加を呼びかけた。

 なお、同交流会において立命館大学が行ったロボット技術の研究開発取り組みの紹介を聴取したロボットや自動車部品を製造している襄陽高新技術産業開発区襄陽科技特理有限公司副総経理の孫氏より、立 命館大学に対して共同研究の提案がなされ、大学側が提案を持ち帰り検討することを約するという本交流会の「実施効果」が早速現れることとなった。