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【07-004】シンポジウム:日中イノベーション人材の開発と交流-その課題と解決への道-

2007年3月20日

 当センターの連携先機関でもある 日中産学官交流機構との共催による「日中イノベーション人材の開発と交流-そ の課題と解決への道-」と題したシンポジウムが3月7日に北京にて開催され、約200名が参加する盛会となった。中国側は中国教育国際交流協会副会長の鐘乗林氏や科技日報社社長の張景安氏、日 本からは元文部大臣で当センターのアドバイザリー委員会委員長でもある有馬朗人氏を筆頭にJST永野理事を含む日中の科学技術・人材関係機関の幹部が講演した。

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 中国では第11次五カ年計画(2006-2010年)で「人材強国戦略」を掲げていることからもわかる通り、グローバル型人材・イノベーション型人材の育成が重視されている。よって、こ れまでハイテク研究プロジェクトを支援してきた863計画や基礎研究プロジェクトを支援してきた973計画も、今後は「プロジェクト主体」から「人材主体」へと変わっていく等、中 国のイノベーション人材をめぐる政策動向が紹介された。また、優秀な人材が沿岸部や大都市に集中しており、西部地域等で十分にイノベーション型人材が確保できていない等の課題も指摘された。

 一方、日本では終身雇用制度を前提とした企業が多いため、企業での教育システムが充実していたが、人材の流動性が高まってくると、企業内教育には自ずと限界が生じるといった課題が指摘された。今 後は企業にとって即戦力となる「イノベーション型人材」をどのように育成するかが重要課題となる等の議論が行われた。

 このような日中の状況についてディスカッションを行った後、「イノベーション人材育成にまず必要なのはカリキュラムである」との考えから、日 中共同でのイノベーション人材育成カリキュラムづくりが提案された。また、今回のシンポジウムでは「いかに中国の人材を日本に呼ぶか?」に議論が集中してしまったが、今後相互交流を進める上で、「 日本からも多くの人材が中国に行くことで初めて交流が活性化していく」との提案も出た。


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