2009年07月01日-07月03日
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エアバス複合材料製造センターがハルビンに建設

2009年07月03日

 哈飛エアバス複合材料製造センター新工場の起工式がこのほど、哈爾濱(ハルビン)開発区の航空・自動車産業城で行われた。関係者によると、同センターは2010年に生産に入る見通し。中国企業が80%の 持株をもつ同センターは将来、エアバスA350XWB型機とA320型機シリーズなど生産と組み立てに使う複合材料や部品を供給する世界一流の工場となる。「上海証券報」が2日に伝えた。

 哈爾濱開発区管理委員会建設局によると、同開発区航空・自動車産業城は同センターの設立を極めて重視しており、建設前期には水や電気など建設に必要な資源を提供し、2 010年に順調に生産が開始できるよう協力する方針だ。

 哈飛航空工業は現在、複合材料の研究開発面に優れ、西安航空工業、瀋陽航空工業、成都航空工業、陝西航空工業と肩を並べる「大型航空機」の五大製造メーカーだ。同社の李瑞義・副チーフエンジニアは、「 大型航空機の機体構造の30-40%は複合材料を使用している。われわれは大型飛行機の主流メーカーとなる基盤を築いていく」と意気込みを話す。哈飛航空工業は国際交流を通じて、大 型複合材料のコンポーネントの研究レベルを向上し、絶えず開発能力を高めていく考えだ。

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