工業情報化部は10日、「09年中国電子情報企業トップ100社」を発表した。通信機器メーカーの華為が営業収入1227億元でトップに輝いた。2位は家電メーカーの海爾(ハイアール)、3 位はPCメーカーの聯想(レノボ)が続いた。「京華時報」が11日に伝えた。
今回のランキングは、08年電子情報産業統計年報のデータを根拠として作成された。ランキング入りした企業の営業収入は合計で1兆1194億元に達し、全業界の18%を占めた。うち、営 業収入が100億元以上の企業は23社にのぼったほか、華為、海爾、聯想のトップ3社は営業収入が1千億元を突破し、米フォーチュン誌のグローバル500企業の入選基準に近づいた。このほか、今 回のランキングの入選ラインは営業収入が18億5千万元以上と、前回よりも1億1千万元上昇した。
自主的な研究・開発能力が高いことは、電子情報企業トップ100社の特色となっている。統計によると、ランクインした100社の研究開発費は400億元を超え、営業収入の3.5%を占めており、全 業界の平均水準よりも1%ほど高い。うち、華為の研究開発への投資は最も大きく、100億元に達しており、営業収入に占める割合は8%を超える。
このほか、ランキングには華為、中興、上海貝爾、普天、大唐電信など中国の大手通信設備メーカーが軒並みランクインした。