2009年07月27日-07月31日
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国内2本目のPDP生産ラインが建設へ

2009年07月28日

 安徽省合肥市で8月、国内2本目となるプラズマディスプレイパネル(PDP)生産ラインの建設が始まる。国内有数のメーカーが早くも次々と製品発注の意向を示している。新華社のウェブサイト「新華網」が 26日伝えた。

 中国は家電の生産大国ではあるものの、液晶やプラズマなどの高級品はほぼ輸入に頼っている。今年4月、中国の大手家電メーカー・四川長虹が国内初の大画面プラズマディスプレイパネルの量産を実現したが、生 産量が少ないため、テレビの生産需要に追いついていない状況だ。

 安徽省合肥市は、金融危機の影響で日本国内の需要が下火であることや、日立の製品戦略の調整を受け、低価格で様々なサイズの製品に対応した生産ラインを日立から買い取り、新 站総合開発試験区に工場を建設し、設備を揃え、人材を育成し、20億元を投じて、国内2本目のプラズマディスプレイパネルの生産ラインを立ち上げる方針だ。年 間150万枚の製造能力を備えた生産ラインが2011年から稼動する。すでに着工前から国内のテレビ製造業界で広い注目を集めている。

 同市新站総合開発試験区の責任者によると、長虹・康佳・創維など国内家電大手メーカーが提携の意向を示しているほか、すでに戦略提携計画を結んだメーカーもあるという。一 部のメーカーは生産コストを削減するため、合肥市にテレビ生産工場の増設を検討している。

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