2009年07月27日-07月31日
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北京、水源保護に1億5千万元投資

2009年07月30日

 北京市発展改革委員会は28日、北京市政府が1億5000万元を投資して、河北省張家口市と承徳市に「北京・河北生態水源保護林」を建設するほか、森 林保護協力プロジェクトを立ち上げる計画を明らかにした。新華社が29日伝えた。

 「北京・河北生態水源保護林」の建設と森林保護協力プロジェクトの具体内容として、▽資金1億元を、河北省内4つの県での水源保護林1万3千ヘクタール以上の造営に配分▽3500万元を、河 北省9県での森林防火のためのインフラ建設と設備設置に配分▽1500万元を、河北省内の12行政区での林木有害生物防除施設の建設と設備購入に配分—などが含まれる。

 計画によると、北京・河北生態水源保護林は今年中に5300ヘクタール以上、2010年と2011年にはそれぞれ4000ヘクタールの造林が完成する見通し。

 北京市園林緑化局は28日、河北省の張家口市と承徳市の両政府とそれぞれ「北京・河北生態水源保護林建設プロジェクト協力協議書」を結び、その建設規模と基準、双方の担当を明確にした。

 同局の責任者によると、同プロジェクトの実施によって、対象地域の森林被覆率は現在の30.2%から33.4%に高まり、比較的整備され、調和のとれた北京と河北の生態保護林体系の構築に向け、基 礎を打ち立てると同時に、首都周辺12市・県による林木有害生物退治のための協力メカニズムを構築し、北京と河北の森林資源の安全を確保する。

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