安徽合肥熔安動力有限公司によると、投資額46億元、年間生産量500万馬力という中国最大の船用低速ディーゼルエンジン生産基地の建設に大きな進展があった。1台目のディーゼル・エ ンジンが今年10月にブラジルで引渡されるという。エンジンの重要な構成部品となる重さ102トンのクランクシャフトはすでにスペインから合肥市に到着した。新華社のウェブサイト「新華網」が28日伝えた。
同社のこの製品は重すぎるため、水路での輸送になる。合肥市から水路で輸送するには派河から巣湖、合裕航道を通過し、長江に出る必要がある。途 中通過する裕渓口と巣湖の水門がいずれも大型船舶の通航基準に達していなかったため、安徽省の協力の下、合肥市と巣湖市で08年から航路昇級計画が始まった。両水門の改造は今のところ順調に進んでおり、今 年10月には全輸送航路が大型船舶の通航条件を満し、ディーゼル・エンジンを無事に海まで出すことができる。
安徽合肥熔安動力有限公司の敷地面積は約57ヘクタール、国家発展改革委員会がこの4年間で初めて認可した船用ディーゼルエンジン事業。第1期の生産は順調に進んでおり、第 2期プロジェクトが2011年6月に完成、操業を開始する。計画ではすべてのプロジェクトが完成後、年間生産高は約100億元にのぼる見込み。