2009年08月17日-08月21日
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中ロ科学者、げっ歯類による伝染病の共同監視・測定を実施

2009年08月19日

 中ロ陸路通商地点である中国の満洲里とロシアのザバイカルで行われる、09年中ロげっ歯類伝染病共同監視・測定活動がこのほど正式にスタートした。この活動は、中ロ両国の国境付近における、げ っ歯類による伝染病拡大を防止し、両国の正常な貿易を保障することが目的。新華網が18日に伝えた。

 ロシアのげっ歯類伝染病の専門家、中国検験検疫科学院の専門家、内蒙古検験検疫局、満洲里検験検疫局の専門家およびスタッフは、すでに満洲里側の国境エリアに到着し、共同観測業務をスタートしている。

 中国とロシアがげっ歯類伝染病の監視・測定活動を行うのは今回が2回目。今回の活動では、満洲里検験検疫局と中国検験検疫科学院が共同で開発した中国初の移動式実験室が使用される。

 中ロの専門家は、中国国内で1週間の監視・測定を行った後、ロシアのザバイカルで引き続き測定を続ける。1カ月以内に測定結果が出る予定。今回の測定は、両国国境エリアの衛生部門・疾 病予防抑制機構がげっ歯類伝染病の予防計画を制定・実施・評価するための重要な根拠を提供するものとなる。

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