22日に北京で行われた青少年宇宙科学技術体験イベントの閉幕式で、中国宇航学会(CSA)の楊俊華理事長(秘書長)は、「中国が初めて青少年のために研究・開発した小衛星『希望一号』が、来 年末までに発射される。発射後に行われる無線通信や天体写真識別などのイベントには、四川地震被災地区の青少年も招待いたします」と述べた。チャイナネットが23日伝えた。
閉幕式では、宇宙船「神舟」の模型を作るイベントが行われた。四川被災地区から訪れた青少年約10人が「神舟」本体のパーツを組み合わせ、宇宙飛行士の聶海勝さんと景海鵬さんが最後に「帰還モジュール」と 「太陽エネルギープレート」を組み合わせて模型を完成させ、会場から大きな拍手が送られた。
今回のイベントは、CSAと中国科学技術協会が共同で主催した。イベントは5日間にわたって行われ、資源衛星のデータ処理、送信、応用などの知識学習、宇宙飛行士の模擬訓練機器の参観、「神舟」発 射のバーチャル体験など、様々なイベントが行われた。