遼寧省大連市とロシア科学院は20日夜、科学技術協力に関する枠組協議を大連市で結び、ロシア科学院が大連にロシア科学院中国分校を設立する約束が交わされた。調 印式には大連市の李万才市長代理とロシア科学院の第一副院長が出席した。科技網が22日伝えた。
協議に基づき、ロシア科学院は中国企業の実際の生産需要にあわせて同学院トップクラスの専門家により開発された適用技術をまとめ、ロシアにある実用技術の成果を紹介することとなった。同 時に大連市に中ロ科技パークを建設して研究・開発・実験のほか技術の産業化に取り組み、最新の科学技術理論の交流が行われる。中国とロシアは今後、定期的にシンポジウムや展覧会を開き、相互に専門家や学者、大 学生を派遣して科学技術交流や協力を展開する考えだ。
ロシア科学院はロシア最大の社会的な科学院で、24学部、100以上の分校、4000人のアカデミー会員を擁し、これまでに18人がノーベル賞を受賞、1 24人がロシア国家科学院のアカデミー会員でもある。