2009年09月01日-09月04日
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中国科学院、145人を院士候補に

2009年09月01日

 中国科学院によると、今年の中国科学院院士(アカデミー会員)への書類審査が終了し、145人の候補者がひとまず選ばれた。候補者の名前は中国科学院のホームページで公開される。人民網が31日伝えた。

 「中国科学院院士規則」と「中国科学院院士選出作業実施細則」の規定に基づき、中国科学院各学部の院士がそれぞれの学部の院士候補者の書類審査を行い、ひとまず145人の候補者が選ばれた。内訳は、数 学物理学部が22人、化学部が23人、生命科学・医学学部が30人、地学部が25人、情報技術科学部が18人、技術科学部が27人。

 注目に値するのは、今回公表された名簿の中に、各学部でいずれも50歳以下の候補者が多数入っていたことだ。関係者によると、今回の院士選出は、院士の学科と年齢構造の最適化にプラスとなる。審 査を担当した院士と推薦部門は、科学技術分野に系統的、創造的な成果と貢献を果たしたこと、学風に見合った優秀な人材であることにより注目した。

 院士の選出は1991年に制度化されて以来、今回で9回目。例年の選考方法に一部修正が加えられ、院士推薦の際は単に受賞回数や等級、論文の数にだけ注目するのではなく、客 観的かつ公正に候補者の実質的な科学成果と貢献度を反映することが各部門に求められた。

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