2009年09月01日-09月04日
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百度、無線LANサービスを戦略の重点に

2009年09月03日

 3Gの大規模な応用に伴い、無線LANが各大手サイトの戦略の重点になりつつある。先月開かれた「Baidu World 2009」で、百度(Baidu)のマーケット・ビ ジネス拡張を担当する任旭陽副総裁は、無線LANの分野へ進出するにあたって「一歩一歩、正確な時期に正確なことをやる」と表明した。「北京商報」が2日伝えた。

 携帯電話の普及と通信キャリアのネットワーク構築に伴い、無線LANの急成長が予想され、すでにパソコンからのインターネット利用とは別に最も注目を集める分野となっている。最 初は無線LANの付加価値サービスを中心に始まった中国の無線LANサービスも現在では文化・娯楽・ゲームなど様々なアプリケーションに利用されている。

 「3Gライセンスの発給は、無線LANの発展にとって重要な一里塚となった。まさに無線LANの時代が到来した」と任副総裁は話す。百度がこの分野に全面的に進出する時期はすでに熟している。無 線LANはIT業界の次なる起爆剤となるだろう。特に今年は最も大事な一年となる。百度は、無線LANを次なる戦略の重点として位置付け、全面的に注力する方針だ。

 5年余の発展を経て、百度は無線LANの応用において、すでに相当数の製品やユーザーを蓄積。データによると、中国語の無線検索エンジンの中で最大の50%以上の市場シェアを誇り、中 国語無線WEBでもトップ3に入る。04年に始まった無線LANの先駆け、BBS「百度貼吧」は07年には特に宣伝もしていないのに利用率が一気に6倍になるという爆発的な人気を誇った。

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