中国の工学・科学技術界で最高の権威を持つ学術機関である中国工程院は24日午後、専門のコンサルティングサービスセンターを設立した。今後、国の工学・科 学技術をめぐるシンクタンクの建設を全力で進めていく。中国新聞社が24日に伝えた。
中国工程院の潘雲鶴・常務副院長（院士）は、「現代の方策決定体制とプロセスにおいて、シンクタンクは不可欠なものだ。シンクタンクの発展は、国の近代化と文明レベルを測る重要な指標となっている」と 述べる。
コンサルティングサービスセンターの主任は、中国工程院の石立英・副秘書長が兼任する。石副秘書長は、「同センターは工学・科学技術のバックグラウンドと経験を有しており、国内外の工学・科 学技術の発展情勢と、中国経済社会発展のマクロ状況をよく理解する中・高級研究員から成り立っている。このほか、中国工学・科学技術および経済・社会・科学分野で活躍する中・青年専門家を特別専門家として招き、中 国工程院のコンサルティング研究のために専門的なサポートとサービスを提供し、中国工程院コンサルティングプロジェクトを実施していく」と述べる。