2009年09月28日-09月30日
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中国は世界1位のエネルギー生産国 自給率9割

2009年09月29日

 国家発展改革委員会の張国宝副主任(国家能源局局長)はこのほど、国務院新聞弁公室での記者会見で「エネルギーの供給に関していえば、中国は世界トップのエネルギー生産国となった。エ ネルギー自給率は常に90%以上を保ち、国のエネルギーの安全性は保障されている」と述べた。人民網が27日伝えた。

 1949年の中華人民共和国建国以来、エネルギー構造は絶えず改善がなされてきた。ある統計によれば、中国の水力発電の設備容量は1億7200万キロワットで世界1位、風 力発電は3年連続で倍増の成長を遂げて世界4位、太陽熱温水器の集熱面積は1億2500万平方メートルを超えて世界1位だ。原子力発電は原子炉11基が稼働するほか、発電ユニット24基の建設が予定され、完 成すれば設備容量は2450万キロワットに達する見込みで、中国は現在、建設中の原発の規模では世界トップだ。

 張副主任によると、中国ではこれまでに石油備蓄拠点の第1期建設計画として4つの拠点が建設された。24日は新疆ウイグル自治区の独山子国家石油備蓄拠点の建設が始まり、第 2期建設計画も全面的にスタートした。第3期建設計画も予定されており、最終的には備蓄量を先進国レベルの90日分まで引き上げる計画だ。

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