中国科学技術部と米エネルギー省は29日、「中米電動自動車発展フォーラム」を北京で開始した。中米クリーンエネルギー共同研究センター設立後、電動自動車分野で行われる中米間の最初の交流活動となる。電動自動車の発展を両国で共同推進するための良好な土台を築くねらいだ。中国新聞社が30日伝えた。
中国科学技術部の万鋼・部長と曹健林・副部長、国家エネルギー局の張国宝・局長、米エネルギー省のデヴィッド・サンダロー政策・国際問題担当長官補佐、ジョン・ハンツマン米国駐中大使のほか、エネルギー・自動車分野の中米両国の130人余りがフォーラムに参加した。
万鋼副部長はあいさつで、「電動自動車を大いに発展させることで交通分野のエネルギーの転換を進めることは、中国と世界の主要先進国政府との重点サポートの対象となっている。電動自動車の発展は世界的な産業構造の転換を引き起こした。世界の自動車産業の将来と人類社会の発展の持続可能性にかかわる重要な動きだ」と述べた。
フォーラムでは、中米双方の代表者が、「電動自動車のチャンスと試練」「政策の背景」「技術の進歩とインフラ建設」「市場の前景」「協力チャンス」などのテーマをめぐって発言し、これらの分野での最新の進展と研究成果を説明し、今後の発展傾向への予測を明らかにした。