2009年10月05日-10月09日
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科学技術の農業への貢献率51%に

2009年10月22日

 農業部の孫政才部長は20日、科学技術の進歩が農業と農村経済の発展を推進する決定的な力となり、科学技術の農業への貢献率は1953年から1957年の19.9%から今では51%に まで高まっていることを明らかにした。新華社のウェブサイト「新華網」が21日伝えた。

 孫部長は「全国農業科技革新・普及工作会議」で、優良品種の育成により、穀物や主要農産物の供給能力が著しく向上したと指摘。大まかな統計によると、こ の60年間で育成された農産物の新品種は1万種類以上、5-6回の大規模な品種の世代交代が行われ、中国の農産物の良品種は1949年の0.06%から95%にまで高まった。穀物の1ムー(6.67アール)当 たりの生産量も1949年の69キロから今では330キロに、総生産量も2300億キロから10570億キロに増加した。

 農業の先進的な実用技術の普及により、農業の生産効率と生産量は大幅に向上している。各地で積極的に耕作制度が調整されるとともに、良質かつ高生産、高栽培の技術が大々的に導入され、健 全かつ効率の高い農業技術の進歩を促しているほか、多くの先進的な実用技術が改良されて普及し、技術水準と生産水準を大幅に高めている。また、ハウスなどの農業施設の急速な発展に伴い、農業生産は地域的・時 期的な制約がなくなり、野菜などの農産物供給に大きな役割を発揮している。

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