2009年10月12日-10月16日
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「中仏世界天文年展覧会」が北京天文館で開催

2009年10月29日

 北京市科学技術委員会、フランス大使館科学技術処、北京天文館、北京対外科技交流センターが共同で開催する「中国・フランス2009年世界天文年展覧会」が28日午前10時、北京天文館新館2階で開幕した。北京市科学技術委員会の朱世竜副主任をはじめ、フランス大使館科学技術処のロバート・ファーリ副参事官、2009年世界天文年の中国大陸連絡員である北京天文館の朱進館長が開幕式で挨拶した。科学技術界から来賓約50人が出席し展覧会を見て回った。人民網が28日伝えた。

 今回の天文年展覧会ではフランス国家科学院が制作した「太陽系」やインタラクティブメディア事業「銀心之旅」などが展示。開幕式では映画「太陽鳥」と「愛の神話-織姫と彦星」の2本が上映された。「銀心之旅」は内容的にも形式的にも高品質質のインタラクティブメディア事業で、科技言語を使って恒星の進化というデモンストレーションの難しい科学技術分野を生き生きとリアルに表現し、来場者に深い印象を残した。これは先進国における現代の先端技術の水準を代表するもの。

 展覧会で特に注目を集めたのが、巧妙な設計で知られるフランスのアリアーヌロケットに搭載された赤外線カメラだ。このカメラは異なるバンドの光によって多数の宇宙の天体写真を撮影。これらの美しい宇宙の天体写真は地球から肉眼で見ることはできない。

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