上海汽車集団の胡茂元董事長は3日、気候変動を背景にした世界の自動車工業の発展潮流に順応するため、今年から2年間、60億元を投入して新エネルギー車の開発・製造に取り組むことを明らかにした。中 国網が4日伝えた。
胡董事長は「中国クリーンエネルギー国際サミット」で、「60億元投資のうち、20億元は新エネルギー車の開発会社の設立に用い、技術的なボトルネックを専門に解決する。この会社はすでに設立され、運 営が始まっている。あとの20億元は新エネルギー車の部品生産に、残りの20億元は完成車の生産基地建設に用いる。この60億元はすでに投入を開始している」と述べた。
同社は2010年に燃費を20-30%カットするハイブリッド車を大量に市場に投入する計画だ。胡董事長は、今のところまだ投資の見返りはないが、これは産業の発展方向を代表しているとの考えを示す。同 社では現在、新エネルギー車の電池や電気機器、制御機器などの核となる部品の技術開発にも取り組んでいる。