2009年11月16日-11月20日
トップ  > 科学技術ニュース>  2009年11月16日-11月20日 >  中国 この4年で気候変動対策に百億元以上投入

中国 この4年で気候変動対策に百億元以上投入

2009年11月16日

 このほど「省エネ・排出削減・気候変動対策トップフォーラム」が行われ、全国政治協商委員会の万鋼・副主席(科技部部長)が開幕式で挨拶を述べた。

 万副主席は挨拶の中で、「中国は『第11次五カ年計画(2006〜2010年)』期間中、省エネ・排出削減、気候変動対策に関連する科学技術に百億元以上を投入してきた。こ の額は2007年度に打ち出した目標額をすでに超えており、来年は更なる金額が投入される見込みだ。世界的な経済危機問題と気候変動問題が入り混じる複雑な現状の中にあっても、中国政府の省エネ・排出削減・気 候変動対策を推し進める決心は全く揺らいでいない。たゆまず行動を続けていく」と述べた。中国網が12日に伝えた。

 万副主席はまた、「中国のGNPあたりのエネルギー消費は3年前よりも10.1%減少し、2009年上半期にはさらに前年同期比3.35%減少した。しかし国が打ち出した▽『第11次五カ年計画』期 間中にGDPあたりのエネルギー消費を20%削減する▽再生可能エネルギーの比率を10%前後にする--という目標を達成するのは、極めて困難な任務となるだろう。『第11次五カ年計画』期間中には、少 なくとも15億トンの二酸化炭素排出削減を実現することができるだろう」と述べた。

※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます