2009年11月16日-11月20日
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嫦娥3号の設計プラン完成

2009年11月18日

 国防科学技術工業局月探査・宇宙開発センターと中国航天科技集団は北京で13日、月探査衛星「嫦娥3号」計画の試作機製作に入るかどうかの審議会を開いた。審議会には、中 国航天科技集団公司の袁家軍副総経理、嫦娥プロジェクト総設計師の呉偉仁氏、副総指揮の胡浩氏、月探査・宇宙開発センターの張嘉浩主任ら幹部や関係者が参加した。中国航天新聞網が17日伝えた。

 嫦娥プロジェクト総設計師の呉偉仁氏をリーダーとする審議グループは真剣な審議を行い、嫦娥3号計画の試作機製作審議に入ることを全会一致で合意した。

 嫦娥3号の開発は、月面への軟着陸と正確な位置での探査ができるかが技術の鍵で、中国の月探査第2期プロジェクトにとって重要な段階といえる。試作機製作審議に入ることに専門家が合意したということは、嫦 娥3号の設計プランが完成し、プロジェクトが新たな段階に入ったことを意味する。

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