2009年11月16日-11月20日
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中米クリーンエネルギー科学技術協力委員会 初会議を開催

2009年11月20日

 中米クリーンエネルギー科学技術協力委員会の初会議が16日、北京釣魚台国賓館で行われた。科技部の万鋼部長と米エネルギー省(DOE)の朱棣文(Steven Chu)長官が議長として、共 同で司会を行った。双方は「中米クリーンエネルギー共同研究センター」の管理メカニズム、優先分野での協力などの議題にそって討論を行い、関連事項について共同認識に達した。科 技部のウェブサイトが20日に伝えた。

 双方は中米クリーンエネルギー科学技術協力委員会を設立し、「中米クリーンエネルギー共同研究センター」の研究活動および、研究方向に対して、ハイレベルな指導、監督を提供していくことで合意した。同 委員会は毎年1回、中米両国で交互に会議を行う。

 双方はまた、同センターに提案・建議を提出するハイレベル顧問グループを共同で設立することで合意、顧問グループは両国の大学、企業、科学研究機構の専門家から構成される。

 このほか、中米両国は今後5年以内に共同で1億5千ドルを出資し、クリーン石炭、クリーンエネルギー車、省エネ建築など、優先分野の共同開発をサポートしていく。双方の代表者は、クリーン石炭、ク リーンエネルギー車、省エネ建築などの分野における具体的な協力について検討を行った。

 会議には、米エネルギー省のサンドロ次官補、国家エネルギー局の劉琦副局長、中国科学院の李静海副院長、新奥集団董事局の王玉鎖主席および、科技部、財政部、住宅都市農村建設部、清 華大学など関連機構の代表者が出席した。

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