2009年11月23日-11月27日
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中国の衛星測位技術、幅広く産業応用へ

2009年11月27日

 26日に開幕した「第3回宇宙情報技術国際学術会議」によると、ここ数年の中国の宇宙情報技術には一連の重要な進展があり、なかでも衛星測位技術は幅広く応用され、相当な規模の産業群が形作られた。中 国新聞社が26日伝えた。

 衛星測位技術は、精密農法、輸送管理、高度道路交通システム(ITS)、モバイル電子商取引、物流管理情報システム、測量管理や経済・社会管理などに幅広く応用されるとともに、最 も大規模な産業化を遂げた分野のひとつとして、宇宙技術への応用があげられる。

 中国航天科技集団公司の袁副総経理によると、世界の宇宙開発技術の持続的な進歩と宇宙経済時代の到来に伴い、宇宙情報技術は衛星リモートセンシング、地理情報システム、全地球測位システム(GPS)、衛 星通信などの技術を核とし、現代人の情報伝達およびスピーディに広範な地球動態と測位情報を獲得する重要な手段となり、ナノメートルやバイオテクノロジーと並んで世界最先端の三大科学とされる。宇 宙技術とそれに関連するハイテク技術の急速な発展と相互融合に伴い、宇宙情報技術が今後、未来のハイテク技術とその産業の新たな焦点となるに違いない。

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