2009年12月01日-12月04日
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中国工程院 今年新たに48人の院士が誕生

2009年12月03日

 中国工程院の2009年院士(アカデミー会員)選出結果が2日午後に発表され、48人の院士が新たに誕生した。うち1人は台湾の科学者だった。中国工程院の旭日干副院長によると、今 回選出された院士は例年に比べ、明らかに若年化の傾向を見せており、平均年齢は56.2歳だった。工程院がこれまで行った選出の中で、平均年齢が60歳以下となったのは今回が初めてだ。中 国工程院党組の周済副書記、中国工程院の潘雲鶴副院長が発表式典に参加した。人民網が2日に伝えた。

 今年度の工程院院士選出は今年1月にスタートし、2度の審査と投票を経て、最終的に449人の候補者の中から48人が選ばれた。統計によると、今 回選ばれた院士の平均年齢は56.2歳で07年度よりも4.4歳下回った。うち50歳以下は14人で、最も若いのは北京中星微電子有限公司のトウ中翰董事長で、41歳だった。

 台湾雲林科技大学の楊永斌教授は今回、中国工程院「土木、水利、建築工程学部」の院士に選ばれた。これにより、中国工程院に在籍する台湾省籍の院士は、「医薬衛生学部」の院士で医学専門家の張心湜教授・陳 肇隆教授を含めて計3人となった。

 このほか中国工程院は今年、米国籍5人、英国籍1人、計6人の外国籍院士を迎え入れた。これで、外国籍院士の人数は36人となった。

 統計によると、今回の選出によって、中国工程院院士の人数は計756人になったという。

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