2009年12月01日-12月04日
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センシングネット技術産業連盟発足準備業務グループが北京で成立

2009年12月04日

 中国科学院上海マイクロシステム・情報技術研究所などの機関の提唱により、北京でこのほど、センシングネット(モノのインターネット)技術産業連盟発足準備業務グループが設立された。「科学時報」が4日に伝えた。

 センシングネット技術は国際的に、将来世界を変える10大技術の中でもトップとされている技術だ。情報時代は、「インターネットをパソコンで」の時代から「インターネットをセンシングで」の時代へと向かっていくと言える。この技術を早く掌握する者が、第3次情報産業の浪を制することができる。

 同連盟は、本部を無錫国家センシング情報センターに置くことを提案している。この連盟は、企業が主体となり、政府が指導し、ユーザーが牽引し、研究所と大学が深く関わる技術産業連盟だ。工業情報化部が指導を行い、センシングネット技術と産業の発展を積極的に推進し、産業チェーン関連製品の開発、製造、普及、応用を進めていく。

 専門家によると、現在センシングネット産業発展のボトルネックは、標準化と大規模化にあるという。ボトルネックをクリアしてこそ、健全な産業チェーンを形成することができる。技術標準の制定を進め、応用・産業化を促進し、技術イノベーショングループと産業グループの融合を果たし、自主イノベーション能力を新たな経済成長点に変えていくことが、連盟の主要目標の一つだ。

 連盟のメンバーは、中国科学院、中国移動(チャイナモバイル)、中国聯通(チャイナユニコム)、中国電信(チャイナテレコム)、清華大学、華為集団、中興通信、大唐電信、上海機場集団など、モノのインターネット発展にメリットを持つ国内の各機関が含まれている。

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