2009年12月01日-12月04日
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中国、第3代DNA配列解析装置の開発スタート

2009年12月04日

 中国科学院北京ゲノム研究所と浪潮集団は3日、「中国科学院北京ゲノム研究所-浪潮ゲノム科学連合実験室」を設立し、世界先端の第3代DNA配列解析装置の共同開発に取り組み、3 年以内の発売を目指すことを北京で発表した。中国網が4日伝えた。

 このDNA配列解析装置を使えば、一人でゲノム配列を解析する時間が現在の6週間から10-15分に短縮され、解析コストは10-30万ドルから5-8千元に削減されるという。

 現在、中国のDNA研究機関が使用している第2代DNA配列解析装置はすべて輸入品で、中国が独自に開発する第3代DNA配列分析装置は第2代とは原理的にも効能上でも本質的な違いがある。単 分子を操作して繁雑な生物学的反応を減らすと同時に膨大なデータを効率よく処理する技術が組み合わさり、遺伝子配列をスピーディに低コストで解析することができる。

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