2009年12月07日-12月11日
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科学者35人が新たに中国科学院の院士に

2009年12月07日

 2009年の中国科学院院士(アカデミー会員)選考結果が4日に発表され、新たに科学者35人が同学院の院士に選ばれた。これで同学院の院士は714人となった。新華社のウェブサイト「新華網」が5日伝えた。

 同学院の院士は、国が設立した科学技術面における最高学術称号で、終身の栄誉称号とされる。「中国科学院院士規程」によると、同学院院士の選考は2年に一度行われ、1度に選考される人数は60人までと規定されている。今年は関係部門の推薦と院士の推薦を受けた296人の候補者のなかから審査によって最終的に35人が院士に選ばれた。内訳は数学・物理学部が6人、化学部が8人、生命科学・医学部が5人、地学部が5人、情報技術科学部が4人、技術科学部が7人。

 今回新たに選ばれた35人は最高齢で73歳、最年少で42歳、平均年齢は54.1歳だった。60歳以下が27人で77%を占め、35人のうち5人が女性だった。

 同学院ではさらに米国人4人、フランス人とカナダ人各1人の6人の外国籍の院士を選んだ。これで外国籍の院士は56人になった。

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