2009年12月07日-12月11日
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極地専用ヘリ、南極で貨物輸送開始

2009年12月09日

 中国極地観測専用ヘリコプター「雪鷹」が7日、南極観測船「雪竜」の後甲板から飛び立ち、第26次南極観測での貨物輸送を始めた。これで、「雪鷹」が南極観測活動に正式に加わった。新華社のウェブサイト「 新華網」が8日伝えた。

 「雪鷹」はこの日、5時間半飛行し、航空燃油100缶余りとスノーモビルの部品を無事輸送。輸送貨物の総重量は約32トンだった。

 「雪鷹」は中国が初導入した大型ヘリのカモフ「Ka-32」。機外搭載量は最大12.7トン、一度に最大5トンの貨物を吊り下げることができる。搭乗定員は14人、最高航速は255キロ。双 発同軸式を採用しているため強風に強く、南極での科学調査や後方支援、極地救援に向いている。

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