2009年12月07日-12月11日
トップ  > 科学技術ニュース>  2009年12月07日-12月11日 >  国産大型旅客機「C919」機首の試作機がお目見え

国産大型旅客機「C919」機首の試作機がお目見え

2009年12月11日

 国産大型旅客機「C919」の機首の試作機が10日、成都で検収を通過した。中国航空工業成飛工業集団の担当者によると、C919の機首の設計・製造には半年しかかかっていないという。中 国新聞社が10日伝えた。

 中国航空工業戦略計画部商用飛行機プロジェクト弁公室の葉木生主任によると、試作機の主体構造の検収合格によって大型旅客機「C919」の開発は実質的な一歩を踏み出した。中 国航空工業成飛工業集団と成飛民機公司がC919の開発において作成した各部の試作機は中国の大型旅客機が一日も早く青空に飛び立つのを後押しするだろう。

 この半年の試作機完成までのスケジュールを追ってみると、今年6月に試作機製造技術の総計画の論証と業務内容を発表。8月に試作機の3Dデジタル模型が完成、9月に試作機の部品製造が始まった。1 1月に機首の上部と下部の組立て評価を通過し、上部と下部が結合、12月10日に検収に合格した。

※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます