2009年12月21日-12月25日
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中国技術市場の取引額、今年3千億元を突破の見込み 

2009年12月24日

 中国技術市場協会の趙綺秋常務副会長によると、中国が07年9月にスタートした技術移転促進行動は、顕著な成果が見られており、今年、全国における技術市場取引額は3千億元を突破する見込みだという。「 科学時報」が24日に伝えた。

 趙常務副会長は22日、上海市科学技術成果転化促進会で行われた「国家技術移転模範機構へのプレート授与式および技術移転フォーラム」に出席し、「中国技術市場の取引額は昨年、2 665億2300万元に上った。計画では、2010年に3千億元を突破する予定だったが、今年中に突破することも可能と思われる」と述べた。

 中国が90年代に技術市場を確立する前、科学技術は無償で普及・応用されていた。技術が市場化された後、技術は有償で普及・応用され、合意の締結を通じて双方の責任、権利、利益が明確にされ、技 術を生産力に転化させることが可能となった。ここ数年、全国の技術市場の取引額は毎年15%のスピードで増加している。

 趙常務副会長はまた、「科学技術の転化と技術移転を促進するため、様々な方面で国による政策が制定された。例えば、『国家科学技術型中小企業科学技術イノベーション基金』の中には、中 小企業に移転するための、産学研共同の技術プロジェクトが増設された。また、税収面においては、企業が技術開発、技術譲渡などで得た営業収入に対する営業税が免除された。こ のほかにも一連の奨励政策が打ち出された」と述べた。

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