2009年12月28日-12月31日
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中国初のスマートグリッド研究産業基地 南京で定礎式

2009年12月29日

 国家電網公司スマートグリッド(知能型電力網)研究産業基地の定礎式が27日、南京で行われた。同基地は国内初のスマートグリッド研究産業基地となる。このことは、低炭素経済の発展に向け、中 国がスマートグリッドの研究・建設に力を入れていることを示す。「新華網」が28日に伝えた。

 21世紀以降、エネルギー資源の不足と深刻な環境汚染が、経済社会の持続可能な発展における大きな制約となった。国家電網公司は、エコ経済を発展させ、中国のエネルギーの安全と電力供給を保証するべく、超 高圧電力網を中心とした電力ネットワークを作り、各レベルの電力網のバランスの取れた発展を進め、情報化、オートメーション化、双方向化を特徴とした、スマートグリッドを打ち立てるという発展目標を打ち出した。

 同基地の建設は、国家電網公司のスマートグリッド建設に向けた重要な措置だ。国網電力科学研究院の肖世傑院長によると、同基地の投資総額は100億元、敷地面積は約66万6千平方メートル、延 床面積は48万平方メートル。国家電網公司直属の科学研究機構である国網電力科学研究院が建設、運営を担当する。

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