河南大学が開発した「民間航空気象情報総合処理システム」は専門家から世界先端の水準に達していると高く評価され、すでに中国民用航空総局直属の44カ所の空港で運用されている。中国新聞社が5日伝えた。
河南大学の時瑞剛科長によると、同システムは中国民用航空総局空中交通管理局のプロジェクトで、同大の曹奎教授が中心となって開発したもの。主 に空中交通運輸に気象情報サービスを提供する関連機関や部門で用いられる。世界気象機関(WMO)のシステム構造枠組み基準を満たし、安全で信頼性があり、業務容量が大きいため、よ り早くより正確に空港の短期気象予報を行え、世界市場や国内市場で非常に高い競争力をもつといわれる。
中国解放軍信息工程大学の王家輝院士、中国民航総局の張洪泰高級工程師ら専門家によると、同システムは合理的な設計、先進的な技術で実用性が高く、総体的に世界先端の水準に達しているという。な かでもフォールトトレラント処理のFBM算法といった方面で重要な革新がみられる。