2010年01月01日-01月01日
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中国初、コンテナ式ガスタービン発電設備の開発に成功

2010年01月06日

 中航工業哈爾浜(ハルビン)東安発動機(集団)有限公司が開発・製造したコンテナ式ガスタービン発電設備(GTG)がこのほど、検査に合格した。国 内初となるコンテナ式ガスタービン発電設備は都市の緊急サービスや医療サービス、電力保障、現代通信などの分野で幅広く活用される。新華社が4日伝えた。

 QD15A型コンテナ式ガスタービン発電設備は最大出力1500キロワット、設計使用寿命15年。従来の車載式ガスタービン発電設備で培った豊富な経験を基礎に、発電性能や積載構造、環 境への対応などに改善を加え、ガスタービン発電設備と付属の燃料タンク、ケーブル、予備の軽油発電設備などをコンテナに積め、輸送が便利になった。このほかにも顧客の要望に応え、防塩、防湿、防熱、防 カビの設計が施され、環境への適応性や使用寿命が確保された。

 東安公司は中国で唯一の小型ガスタービン発電設備生産基地で、これまでに開発してきた1000?3000キロワットの小型固定式、移 動式緊急ガスタービン発電設備は中国の各種重要設備における空白を埋めてきた。

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