国家スーパーコンピューター天津センターによると、演算速度が 1000兆回を超える中国初のスーパーコンピューターシステム「天河1号」の設備調整が終了し、ク ライアント向けサービス提供の条件を整えた。重点クライアント向けにすでに試用が始まっているという。新華社のウェブサイト「新華網」が13日伝えた。
最初に天津に到着した天河1号システムだけだと演算能力は完全版の10分の1に相当。今年5月以降、他の設備が天津の濱海新区に次々と運ばれ、年末にすべての組立てが完了する予定。そ の演算能力は1000兆回以上とされる。
同センターは天津市気象局のほか、中国海洋石油データセンター、中国・シンガポール天津生態国家アニメ産業総合モデルパーク、天津国際バイオ医薬連合研究院といったクライアント向けに試用を始めた。