2010年01月04日-01月08日
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治安を守る、次世代都市警報システムが開発

2010年01月15日

 公安部科技情報化局は14日、公安部第一研究所が担当する第11次五カ年計画(2006‐2010年)の国家科技支柱計画プロジェクト「社会治安の動態観測、事前警報・予防、総 合処置システムの統合基盤応用技術研究とモデル」の検証を行い、中国で初となる次世代メディアネットの国際基準SIP(セッション確立プロトコル)協議や都市監視・警 報ネットに適応したソフトウェア基盤が開発された。これは国内全域に設置されている各種モニター監視システムにとって大きな意義をもつ。科技日報が15日伝えた。

 検証を行った専門家チームのリーダーで中国鉱業大学教授の王汝琳氏によると、このソフトウェア基盤は異種システム間インタコネクトによる監視・警報ネットワークシステムの枠組みと、設備・ユーザー認証・ド メイン間身分識別・アクセス制御などを一体化した完全なセキュリティ保障構造など多くの先進技術を融合している。動画調整、電子パトロール、現場指揮、緊急追跡、総合研究判断など警備業務とともに、公 安部の情報化プロジェクト第2期全国警備用地理情報インフラとの融合・応用ができ、マルチネットワーク間相互接続を基本的に実現。公安の情報化のさらなる構築は社会の治安を守り、突 発事件を処理する上で積極的かつ重要な役割を担っている。

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