中国は17日0時12分、3機目の測位衛星「北斗」の打ち上げに成功した。西昌衛星発射センターの責任者は打ち上げ成功後、メディアの取材に答え、「中国初の月探査衛星『嫦娥1号』打ち上げ成功後、西昌衛星発射センターは迅速に『嫦娥2号』打ち上げに向けた各準備業務をスタートした。今回も『嫦娥1号』の時と同じく計画を順調に進め、今年末には『嫦娥2号』を発射することができると信じている」と語った。中国新聞網が18日に伝えた。
同責任者によると、「嫦娥1号」の発射から2年あまり、西昌衛星発射センターは、「嫦娥2号」衛星発射のニーズにあわせるべく、発射場の空調システム、窒素・酸素ステーションなど一連の設備の改造を行い、観測・制御・通信システムの設備をリニューアルした。これと同時に、「嫦娥2号」および、キャリアロケット技術状態の変化については、科学スタッフを組織し、分析・検討を行い、テスト文書を改訂し、テストプロセスを最適化し、的を絞った訓練を展開し、設備の状態を把握し、衛星発射任務を実施する技術エキスパートを育成した。