2010年01月11日-01月15日
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中国、他の惑星探査を示唆

2010年01月20日

 中国科学院の孫家棟院士が11日、2009年国家最高科学技術大賞を受賞した。孫氏は中国で著名な宇宙開発技術の専門家として知られ、中国の人工衛星技術や深宇宙探査技術を始めに開発した研究者の一人。人 民網が19日伝えた。

 月探査第1期プロジェクトの総設計士である孫氏は記者の取材に対し、「嫦娥1号の打ち上げで、中国は深宇宙探査への第一歩を踏み出した。中国の経済と科学技術の急速な発展に伴い、適 切な時期に中国が他の惑星を探査する可能性は排除できない」と示唆した。

 今回の受賞に対しては、ひときわ落ち着き、すがすがしい様子だった。500万元という巨額の賞金の使い道について聞かれると、「国の規定で、10分の1は個人のものだが、残 りの10分の9は航天科技集団の指導のもと、中国の宇宙開発事業に貢献するため、この資金をどう利用するかが共同で検討される」と話した。

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