吉林省の王儒林省長代行は19日、吉林省第11期人民代表大会第3回会議で行った「政府活動報告」の中で、赤松原子力発電所プロジェクトの建設関連業務を着実に行うよう指摘した。吉 林省初の原子力発電所である同プロジェクトは2012年に建設がスタートする予定で、投資総額は850億元。新華網が20日に伝えた。
同プロジェクトでは、125万キロワット級のAP1000型原子力発電ユニットが6基建設され、1期工事では4基のユニットが建設される予定。プロジェクトはすでに国の「原子力発電中長期発展計画」に 組みこまれている。全てのユニットが運行をスタートすれば、年間生産高は約225億元にのぼる。
同発電所は吉林省東部の長白山区にある靖宇県で建設される。中国電力投資集団公司の吉林原子力発電所建設事務所がすでに靖宇県で登録され、各準備作業も次々と始まっている。