2010年01月18日-01月22日
トップ  > 科学技術ニュース>  2010年01月18日-01月22日 >  外国籍の専門家3人、中国科学院国際科学技術協力賞を獲得

外国籍の専門家3人、中国科学院国際科学技術協力賞を獲得

2010年01月28日

 米国ミズーリ植物園のピーター・レイヴン園長(米国科学アカデミー会員)は27日、中国科学院の路甬祥院長(全国人民代表大会常務委員会副委員長)より「中国科学院2009年度国際科学技術協力賞」を 受け取った。レイヴン氏は34年前より、中国科学院の植物学者など、中国の植物学者との協力をスタート、「中国植物志」の英語改訂版の編集を行うなど、中 国科学院と米国植物学者の幅広い協力を推し進めた第一人者だ。このほか、高エネルギー天体物理・宇宙学において世界的に有名なドイツ・ミュンヘン大学のゲルハルト・ボーナー教授、ス イス国際宇宙科学協会のロジャー・ボネット所長も同賞を受賞した。「科技日報」が28日に伝えた。

 中国科学院国際科学技術協力賞は、中国科学院との科学技術協力において、傑出した貢献を果たした外国籍の科学技術・管理専門家を表彰・奨励するもの。受賞者の条件としては、受賞者の科学技術協力が、新 興学科の発展に役立つだけではなく、▽世界一流の科学研究機関および世界一流の科学者と、安 定した戦略的科学技術協力パートナーシップを築くことに役立つこと▽中国の次世代学術リーダーの育成に役立つこと▽新たな科学思想、新たな科学設備、新 たなイノベーション資源の交流に役立つこと▽チームワークのある学術的雰囲気を作り出し、オリジナルな科学技術成果を促進すること--が求められている。

※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます