2010年02月01日-02月05日
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高速鉄道、西安-鄭州間を2時間弱で結ぶ

2010年02月01日

 鄭州-西安間高速鉄道の試運転が先月28日、成功裏に行われた。国産高速列車「和諧号」は西安駅から鄭州駅までを1時間48分で走行し、最高時速は352キロに達した。こ れは地上すれすれを1秒間に100メートル近く飛行するのに相当する。鄭州鉄道局が29日午前に発表した。中国新聞網が30日伝えた。

 先の昨年12月11日に同路線で行われた「和諧号」のテストでは最高時速が394.2キロに達し、「翼のない飛行機」とまで言われた。

 政府関係者によると、鄭州-西安間高速鉄道は中国が実施する「中長期鉄道網計画」のうち、初期に完成した旅客専用線のひとつ。武漢-広州間高速鉄道に続いて中国にはまたひとつ、世 界的にも運転速度が速い高速鉄道が完成した。鄭州-西安間高速鉄道は湿陥性黄土地域に建設された世界最大の高速鉄道で、全線の80%が湿陥性黄土に敷設され、橋梁は137本、312キロメートルにのぼる。

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