2010年02月01日-02月05日
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WANOの「Nuclear Excellence Awards」、中国人が初受賞

2010年02月05日

 中国広東核電(原子力発電)集団は4日、同集団のサン雲竜・元董事長がこのほど行われた世界原子力発電事業者協会(WANO)の2010年年次総会で「Nuclear Excellence Awards」を受賞したことを明らかにした。中国の原子力業界関係者が同賞を獲得したのは今回が始めて。中国新聞社が4日に伝えた。

 WANOは世界の原子力発電所運営企業からなる国際組織で、2年に一度「Nuclear Excellence Awards」を発表し、各国の原子力エネルギー平和利用(原子力発電所の商業運営)分 野で大きな貢献を果たした人々を表彰している。これまで表彰されてきたのは、主に欧米諸国の原子力発電関係者であり、中国人は受賞したことがなかった。

 サン雲竜氏は1957年に北京大学技術物理学科を卒業して以来、長期的に中国の原子力工業、原子力エネルギー分野で技術・管理業務を行ってきた。1983年に大亜湾原子力発電所の建設に携わったほか、広 東核電合営有限公司の総経理、中広核集団公司董事長、総経理などを歴任するなど、中国原子力発電事業の主要なリーダーの一人として活躍してきた。

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