2010年02月15日-02月19日
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生物多様性情報学実験室が設立

2010年02月22日

 中国科学院植物研究所はこのほど、「生物多様性情報学重点実験室」を設立した。この実験室では、生態観測、植生製図、GIS生態模型開発をはじめ、標本情報データバンクと情報システム構築、植 物園管理と展示などの研究を行う。科技日報が20日伝えた。

 同研究所の馬克平所長によると、生物多様性情報学は今注目を集める新しい方向で、その核心は情報技術と生物多様性研究を結び付け、コントロール可能な、知識総合能力を有する情報システムを開発し、関 連分野の研究者に生物多様性の研究成果をフルに活用してもらい、生物多様性の保護を促進すること。新たに設立された実験室は、データバンクと共有プラットフォームの構築・整備を進める一方、品 種の絶滅危機レベルの評価をはじめ、品種保護、植物資源の野外調査や利用計画、多くのデータの発掘・収集・可視化などにおいて積極的な役割を発揮する。

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