2010年02月15日-02月19日
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青海省、「燃える氷」の開発に注力

2010年02月24日

 青海省科技庁によると、青海省は第12次5カ年計画(2011-15年)期間中、豊富な水力エネルギー、天然ガスなど従来型エネルギーおよび「燃える氷」、太陽光エネルギー、風 力エネルギーなど新エネルギーを頼りに科学技術を支柱とする、エコ経済モデル地域を建設し、青海高原の生態と経済のウィンウィンを実現する方針だ。新華社が23日伝えた。

 同庁の解源庁長によると、青海省は昨年9月に祁連山南の永久凍土層から21世紀で最も希望が持てる戦略的資源といわれる「燃える氷」、メタンハイドレートのサンプル採取に成功、さ らに豊富な水力エネルギー、石油・天然ガス、石炭、太陽光エネルギー、風力エネルギーなどの新エネルギーもエコ産業と低炭素経済を発展させる強い基盤となる。世界的に経済成長方式の大調整が進むなか、高 原におけるエコ経済モデル地域の建設は、全国の生態改善と経済の持続可能な発展にとってその意義は大きい。

 青海省科技部門は第12次5カ年計画期間中、メタンハイドレートの開発と各資源の総合利用の鍵となる技術の課題解決に力を注ぎ、地域の新体系構築により関連産業を発展させる内生型動力を形成し、青 海高原の生態と経済の持続可能な発展を実現していく方針だ。

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