2010年02月15日-02月19日
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国内初、GPS気象学の専門書が出版

2010年02月25日

 国内初のGPS気象学専門書「GPS気象学とその応用」がこのほど、出版された。「中国気象報」が24日伝えた。

 中国は90年代中期からGPS気象学の研究を開始、ここ数年で急速な発展をみせ、20近くの省や直轄市にGPSによる地域気象観測網が構築された。中国のGPS気象観測網の構築が進むに伴い、気 象予報士や技術者の多くは、気象部門の実際状況に適応するためGPS気象学の知識を系統的に紹介する書籍が必要になった。

 同書はまさにこうした客観的な需要に対応するため、上海市気象局所属の上海市衛星リモートセンシング・測量応用センターが編著し、出版された。同センターは1998年からGPS気象学の研究を開始、2 002年6月に長江デルタ地域に準業務運営という形で中国初となるGPSローカルネットワークを構築し、その資料をもとに一連の応用研究を展開してきた。

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