2010年02月15日-02月19日
トップ  > 科学技術ニュース>  2010年02月15日-02月19日 >  DNSの安全性強化へ インターネット技術連合実験室が設立

DNSの安全性強化へ インターネット技術連合実験室が設立

2010年02月25日

 ドメインネームシステム(DNS)のセキュリティ問題を有効に解決し、より信頼性の高いインターネットインフラサービスを提供するため、中国インターネット情報センター(CNNIC)と 世界をリードするドメイン技術団体、インターネットソフトウェアシステム連盟(ISC)は近く、インターネット技術連合実験室を設立し、「BIND10」の開発やネットデータ分析、技 術基準や国際的な政策の共同制定、双方の先端技術を利用した中国のDNS故障に対する迅速な応急対応など次世代インターネットに欠かせない信頼性あるドメイン技術の研究に力を入れる。科技日報が24日伝えた。

 先に起きた百度(Baidu)のドメイン改ざん事件で、ネットユーザーのアクセスに深刻な影響をもたらすとともに、業界のドメイン安全性に対する懸念が強まった。C NNIC-ISCインターネット技術連合実験室の中国側責任者でCNNIC副主任の李暁東氏によると、CNNICがISCと共同設立するインターネット技術連合実験室は、双 方が力を合わせてDNSの安全性確保に向けより多くの技術を開発し、百度ドメイン改ざんのようなDNSの盲点を有効に防ぎ、DNSの安全性と信頼性を高めていく役割を担う。

※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます