2010年02月15日-02月19日
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SAAA、中国の遺伝子組換え作物での成果を肯定

2010年02月26日

 世界のバイオテクノロジーの状況追跡を行う非営利公益法人、国際アグリバイオ事業団(ISAAA)は、世 界主要市場における昨年のバイオテクノロジー作物の採用状況についての年度報告を今年初めて中国で行う。同事業団の創始者の一人、ノーマン・ボーローグはノーベル平和賞の受賞者で、バ イオテクノロジーと遺伝子組換え作物の大々的な支持者でもある。人民網が25日伝えた。

 中国が昨年どこよりも先駆けて遺伝子組換えイネとトウモロコシへの支持を表明したことが、今回思いがけず報告の場として選ばれるきっかけとなった。ISAAA理事会のクライブ・ジェームス会長は「 昨年は食糧危機、穀物価格の上昇、飢餓、栄養不良など史上初の困難が世界10億人にのしかかり、世界が食の安全だけではなく、食糧の自給にも目を向けるようになった。このため中国が手本となり、遺 伝子組換え穀物や飼料作物がアジアや世界で認可されるよう影響力を発揮するだろう」と述べた。

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