全国政治協商委員会委員で中国ロケット技術研究院党委員会書記の梁小虹氏は4日、中国ではすでに次世代中型ロケット「長征7号」のプロジェクト立ち上げが進められていることを明らかにした。来 年には宇宙ステーション「天宮1号」を軌道に運ぶ「長二F(改)」ロケットが完成し、合同訓練が行われるという。中国網が5日伝えた。
中国の長征ロケットシリーズには、荷重が5トン以下のロケットと5トンから10トンのロケット、それに現在開発中の荷重が20トン以上の5号があるが、荷重が10トンから20トンのロケットはなかった。今 回のプロジェクトの立ち上げで10トンから20トンの中型ロケット「長征7号」が開発されることになる。
「長征7号」は、「長征2号F型」ロケットの基礎に開発されるロケットで、ひとまず「長征2号F(換)型」ロケットと命名され、嫦娥計画にも投入される見通しだ。