世界保健機構（WHO）は今年から来年末にかけ、中国で75の公共衛生プロジェクトを実施、衛生部に2700万ドルの資金を提供する。これは3日に行われた「WHOと中国衛生部2010－1 1年計画始動式」で明らかにされた。中国新聞網が4日伝えた。
WHO中国代表によると、「2008－2013年WHO－中国国家協力戦略」に基づき確定された今回の2年計画は、中国の衛生体制改革に合わせて中国20以上の省や自治区で展開される。
支援が行われる重点プロジェクトは突発公共衛生問題のほか、流行性伝染病、食品安全、慢性病予防などにわたり、すでに確定している内容には地震が伝染病に与える影響の研究をはじめ、被災後の精神的管理、突 発事件への対応、伝染病の早期警告、衛生応急管理者の研修などが含まれる。