2010年03月08日-03月12日
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世界は地震多発期へ突入

2010年03月09日

 8日午前、トルコでM6.0の地震が発生した。ここ最近で発生した地震を列挙すると、1月12日にはハイチでM7.3の地震、2月27日にはチリでM8.8の地震、2 月27日には沖縄本島近海でM7.2の地震、3月4日には高雄でM6.7の地震、3月6日には唐山でM4.2の地震、、、。「地球がバイブレーションモードに入った」と冗談めかして語るネットユーザーもいる。こ れについて、中国地震台網中心の首席予報員である孫研究員が8日、インタビューに答えた。「中国青年報」が9日に伝えた。

 孫研究員のコメントは以下の通り。

 1900年からこれまでの100年間以上にわたる地震発生データによると、世界は地震多発期に突入したとの結論に達することができる。地震活動の頻繁さには、一定の周期性がある。1 00年間の各段階におけるデータを総合すると、地震の発生率から見ても、地震の強度から見ても、世界が地震多発期に入ったと言える。

 2月27日にチリで発生したM8.8の地震のエネルギーは、ハイチ地震の272倍であり、これが主要な根拠となった。それまでは、ハイチ地震のエネルギーとマグニチュードを見る限りでは、世 界が地震多発期に入ったとする十分な根拠とはならなかった。

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