中国宇宙航空学会が明らかにしたところによると、月探査に関する国際会議「Global Lunar Conference 2010」が今年5月31日-6月3日にかけて、北京で行われる。第 1回目となる今会議は、中国科学技術協会の許可を経て、中国宇宙航空学会・国際宇宙連盟(IAF)が共同で主催する。人民網が17日に伝えた。
月に関する国際会議が中国で行われるのは今回が初めて。国際月探査作業グループ（ILEWG）による第11回月の探査と利用に関する国際会議（ICEUM-11）も、今会議の枠組みに組み込まれる予定。
会議の参加人数は約500人で、うち国外の代表は300人。世界各国の宇宙局代表、宇宙関連企業の上層部、国際的な月探査プロジェクト専門家、学者、科学研究スタッフ、学生、各国メディアなどが参加する。
同会議は非政府の学術会議であり、その目的は▽月探査・開発分野の国際学術交流と商業協力を強めること▽月探査・開発技術の発展を推し進めること▽各国政府・関連部門・研究機関および企業役人・専門家・学 者のために、幅広い学術交流とコミュニケーションを行うプラットフォームを打ちたてること▽互いに理解と信頼を深め、平和的な月開発に向けて、人類社会に幸せをもたらす良好な国際交流・協 力環境を作り上げること--など。
今会議への参加希望者は、中国宇宙航空学会の公式サイトから情報を得ることができるという。